食から睡眠をサポートする
食べ物を工夫することでも「眠くなる」を導くことができるそうです。
お昼をお腹いっぱい食べると、午後眠くなることがあります。
これには2つ理由があります。
その理由がわかれば、この効果を夜使うことができます。
まず1つめは「血糖値」です。
食事をすると、血糖値が上がります。
血糖値が上がると、覚醒力が落ちるそうです。
覚醒力とは、体内時計から発信されるものでこれがあるから夜まで起きていられる、と言われています。
もう1つは「体温」です。
身体の奥、中心部の体温を深部体温といいます。
この深部体温が高い状態から低い状態に下がる、この差によって眠気が大きくなるそうです。
この「血糖値」と「体温」を利用します。
誤解のないように、健康のためにも血糖値をあえて上げる必要はありません。
どちらかというと逆の使い方でお昼ご飯に応用ができます。
血糖値を上げない工夫をすることで、午後の眠気対策になります。
例えば、野菜から食べる、よくかんでゆっくり食べる、できれば白米よりも玄米や五穀米、などです。
それでは、夜の睡眠のためには、食事をどう工夫すればいいのでしょうか。
それは「体温」をあげる食事にしてみることです。
例えば、唐辛子などに含まれるカプサイシンを取る、ショウガや根菜など身体を温める食べ物を選ぶ、などです。
野菜や果物、肉、魚、それぞれ身体を冷やすものと温めるものと両方あります。
例えば、牛肉や鶏肉は身体を温め、豚肉は冷やすと言われています。
寒い地域で人気のラム肉はもちろん温める方に入ります。
リンゴや桃は身体を温め、バナナやすいかは身体を冷やすそうです。
さば、鮭、さんまなどは身体を温めます。
では土用の丑の日、うなぎは・・・冷やすようです。
何となくイメージ通りな感じがします。
もちろん、身体を冷やすものを食べてはいけない訳ではありませんのであしからず。
この、体温に関しては食べ物以外でも工夫ができます。
例えば、ゆっくり湯船につかる。
帰り道、いつもより少し長い距離を早歩きをする。
夜、筋トレなど身体を動かす。
このように体温を上げることをやってみるのもひとつです。