早期発見が大切
発達障害は、できるだけ「早く気がつくことが大切」と言われています。
それは、発達障害が誤解されやすいものだからです。
本当は脳の機能がうまく働かないことが原因なのに本人の人格や気持ちに原因があると誤解してしまうのです。
誤解をしたままの場合、そもそも頑張ってもできないことに対して、やる気がない、我慢が足りない、だらしがないと怒られてしまいます。
周りも本人も、原因を誤解していると、何とかしようと努力しても、努力しても、努力しても・・・
全くできるようになりません。
まだ努力が足りない、もっともっと頑張らないと。
完全に空回りです。
これは何とかしようとアプローチしている大人にとっても、子ども本人にとっても、とても辛いことです。
時には状況が悪化し、別の症状が出てきてしまうこともあります。
これを二次的な合併症といいます。
発達障害には、なるべく早く本人の特性に気がつくこと。
そして、その特性に合わせたアプローチをすること。
それを続けていくことで、子どもが自分で“できる”ことが増えていきます。
だから、発達障害は「早期発見」が大切なのです。