運転中も質問注意
質問は、運転中も運転者の視界に影響するそうです。
Newsweek日本語版(2016/6/28)にハンズフリー通話も危険運転になるかもしれない、という記事がありました。
記事では、イギリスサセックス大学の研究チームが発表した論文が紹介されています。
以下抜粋***************************************************
研究チームは女性40人、男性20人を対象に、車の運転席に座ってビデオを見てもらう実験を行った。
その際に、「どこに青いファイルを置いた?」といったような質問を90センチ離れたスピーカーから聞かせる。すると、質問を聞かされた人々はそうでない人々に比べ、道路を横断する歩行者などの障害物に反応するのが平均して1秒近く遅くなったという。
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この結果に対して、サセックス大学のグレアム・ホール講師(心理学)は以下の理由を挙げています。
- ドライバーが話している内容を頭に思い浮かべてしまう。
- 視覚的イメージが、目の前の路上に見えるものを処理する脳の能力を横取りしてしまう。
この記事から、いい質問も運転中はやめておいた方がよさそうです。
なんでも使い方次第、とはよく言いますが、質問も効果的に使ってこそ、なんですね。