ADHDの３つの特性

ＡＤＨＤは「Ａｔｔｅｎｔｉｏｎ　Ｄｅｆｉｃｉｔ　／　Ｈｙｐeractivity　Ｄｉｓｏｒｄｅｒ」の頭文字をとったものです。日本語にすると「注意　欠陥／多動　障害」で、日本では「注意欠陥多動性障害」と訳されます。
このＡＤＨＤには以下の３つの特性があります。

①　不注意

②　多動性

③　衝動性

詳しく見ていくと、

①　不注意

・　細かいことに注意がいかず、不注意なうっかりミスをする。
・　集中力を持続できない。興味があることにはものすごく集中し、切り替えができない。
・　ボーっとしやすく、話しかけても聞いているようにみえない。
・　やるべき事を頭では理解していても、最後までやり遂げられない。
・　忘れ物、なくし物が多く、整理整頓が苦手。

②　多動性

・　じっとしていなくていはいけない場所で、じっとしていられない。
・　せかされているかのように動き回る。
・　落ち着いた遊びができない。
・　しゃべりすぎる

③　衝動性

・　順番を待つことが苦手（会話やゲームに割り込む）。
・　やりたい！と思ったら、やらずにはいられない。
・　質問が終わる前に答えてしまう。
・　思ったことをそのまま口にしてしまう。
・　感情のコントロールが難しく、カッとなった気持ちを抑えられない（すぐに手を出してしまったり、かんしゃくを起こしてしまったりする）。

どれも学校など集団生活の中では、壁にぶつかりやすい特性です。
だからこそ、周りの理解と適切なサポートが必要なのです。