ADHDの3つのタイプ
ADHDには3つの行動特性があります。
そして、その特性の現れ方によって、3つのタイプにわけられます。
① 不注意型
② 多動性・衝動性型
③ 混合型
詳しく見ていくと、
① 不注意型
多動性や衝動性が見られないため、教室ではおとなしくて目立たない。またボーっとしやすく、注意力散漫。集中し続ける事が難しく、集中しようと頑張るととても疲れてしまう。物忘れが多く、不注意なうっかりミスも多い。女の子に多い傾向がある。
② 多動性・衝動性型
落ち着きがなく、授業中に座っていられなかったり、座っていても体をゆすったりしてじっとしていられない。大人の指示に従えず、思いついたことをやってしまったり、おしゃべりが止まらなかったりする。また、順番を守れない、思い通りにいかないと感情を爆発させてしまうなど気持ちのコントロールが難しい。男の子に多い傾向がある。
③混合型
ADHDの80%が混合型。3つの特性全てが現れるタイプ。
大人から怒られやすかったり、友達関係がうまくいかなかったり、勉強が遅れてしまったりと日常生活全体でつまずいてしまいがちです。そこからやる気がなくなってしまう、反抗的になるなど二次的な困難に繋がってしまうことも多いのが現状です。
ADHDといっても、現れる特性はそれぞれです。子ども一人ひとりにしっかり向き合って、その子自身を知ることが適切なアプローチの第一歩です。